ヨーガ

平和な静けさ、すべてが平等でつながっているということ、調和している状態、そしてそれを目指すということ

『本当のしあわせ』『存在の本質』を、外側(物質界)にではなく、自分自身の内側に見出そうとした人々がいました

古代インダス文明の昔より、4000~5000年にわたって現代にまで脈々とつないできた智慧

それがヨーガの伝統です

はるかな時を経て、なおも精彩を放つその智慧は私たちに確かな指標をあたえてくれます

心の働きを静めること。心が動揺しなくなること。それがヨーガ

本来の自分自身にたちかえること

肉体の次元、エネルギー(呼吸)の次元、感情・フィーリングの次元、そして思考(認知)の次元

無駄な努力がなくなれば、私たちは本来の強さを回復します

心の働きが静まれば、私たちは本来の力を取り戻します

そのための具体的な智慧、万人に通じる智慧がヨーガの中には秘められています

ヨーガは認知行動療法であるといわれています

認知行動療法とは、自分のものの受け取り方や考え方を客観的に見直し、かたよった思考パターンの癖をより良い方向へ修正してストレスを緩和していく治療法のこと

ものの受け取り方や見方が変わると、自動的に反応していた心がいちいち反応しなくなり、脳や体の緊張のパターンが改善されていきます

心とからだの相関的な関係。心身相関

ヨーガの修養を続けていく内、センサーがきたえられ、自分のいま現在の肉体の状態、呼吸の状態、心理状態が分かるようになります。自分のバランスを欠いた状態、不調が分かると、今度は意識的にそのバランスをとろうとしはじめます。

ヨーガではバランスをとるための中心(支点)を見出すとともに、そのバランスをととのえていきます。


等身大のいまの自分の状態を思いやる

ヨーガのポーズが心や体を癒すのでは決してありません。時として、きれいなポーズをとること、ポーズを完成させることで思わぬ結果につながることも少なくありません。ついつい他人と自分を比べたり、自分を証明しようとしたりしてしまいがちですが、自分の内側にではなく、外側に意識が向いていると、“ありのまま”等身大の自分ではなく、思い込みの自分を強めてしまいます。そうしたズレから、心身に様々な支障が生じてしまいます。


形にとらわれることなく、意識を内に向け、自分のペースで、自分の状態に合わせて無理なく快適に

「座法(アーサナ)は安定して、快適なものでなければらならい」(ヨーガ・スートラⅡ-46)


くつろいでリラックスしている状態、おぼえてください

すこやかな状態が分かっていれば、内なる変化に気づきやすくなります。心身にとって好ましくないものと距離をとるようになり、好ましくない状態を立て直そうとする力がはたらきます


自分の心、感情の自覚。失感情からの回復

身体の状態、身体感覚の自覚。失体感からの回復

自覚して、

からだ、こころ、スピリット、ヨーガで総合的な健康を目指しましょう!

ひらかれたヨーガ

ヨーガはもともと、ヒマラヤの山奥で日本の修験道のように行じられていたもので、精神修養であり、人間性を究極まで高める行法です。その伝統は5000年ともいわれる時の中で脈々と継承され、全人的健康、全人的成長のために合理的に体系化されてきました。

そうした性質ゆえ、世俗で暮らす一般の人々に伝わるような性質のものではありませんでした。1920年代にインド・マハラシトラ州ロナワラ市に、「カイヴァルヤダーマ・ヨーガ研究所」が創立され、医学者達と共にヨーガの科学的な研究が始まりました。科学的データをもとにその効用が検証され、その研究所からヨーガは『健康促進法』として世界に広がっていくことになります。

そんな辺境で行われていたヨーガの、そのスタイルや理論、精神性を取り入れて、現代においては様々な目的や、様々なやり方で行われるようになりました